M邸 剪定



     (作業前)           (作業後)
 こちらのお庭には、カキとイチジクとキンカンがあります。

 カキは手を入れることで、なるべく下の取りやすいところに実をならせたり、すきな樹形に仕立てることができます・・・おおよそ庭では、そこそこ実がとれて、姿もわるくない・・・という形に仕立てることが多いです。専門用語でいうところの「変則主幹形」という樹形に近いです。

 果樹はだいたい、ほっておくと、「たくさん取れる年」と「あまりとれない年」が交互にやってきます。ふつう、手を入れるとき、毎年おなじくらい取れるように花芽の数を調整するのですが、失敗すると、「あまりとれない年」が毎年やってくるようになります。

 ・・・上のほうは鳥のために少し残してあります・・・そうしてくれというやさしい方が、けっこういらっしゃいます。





 奥にはモッコクの玉ちらしが並んでいるのですが、お客さんの母が苗から自分で育てたそうです。



 手前には子供のあそび道具と物干し竿があり、奥には畑があります。

 壁ぎわにすっくと立つ庭木は、ここで生活する家族をあたたかく見守っているようです。
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