伐採



   (作業前)          (作業後)
   森のようになった庭木の伐採です

   (作業前)          (作業後)
   東からながめたところ



 作業前、中から見上げた木はこんな様子でした。
 庭というより、森の中にいるようです



 今回の作業では、まず、枝を払って棒立ちにしました。



 そして、建物や塀を壊さないよう、クレーンを使います。



 クレーンで幹を吊って、幹を切っていきます



 建物・塀を壊すことなく、作業完了です






 このような、重機の入れないところの伐採は、枝・幹を小さく切り、ロープなどを使って、上から順番におろしていきます。



 こういう狭いところの木でも、ロープなどを使って建物をいためずに伐採できます。


 重機の入れないせまいところで大きくなったシイの木の伐採です。
 幹はひとかかえでは足りないくらい太く、丈は10メートルくらいありました。
 東・南・西側に建物がたち、建物におおいかぶさるようにそびえ立っていました。建物を壊さないように伐採するには、ロープワークを駆使した慎重で確実な作業が必要です。
 「いくつかの造園屋で断られた」というご依頼でした。



 順番に幹を下ろし、建物を壊すことなく、無事、作業完了です。


 ・・・人はすきなところに木を植えて、すきなときに切り倒したりします・・・木は自分で逃げ出すことができないので、人が切ろうと思ったら、切られるのを待つしかありません・・・考えてみれば、あわれなものです。

 「木をきったら、たたられた」というのを、たまに聞くことがあります。

 私自身は、樹木も感情に似たものを持っていると思っているで、伐採にあたっては、やはり、なぐさめてあげたいと思っています。

 本格的にやるなら、神社にお願いすれば、出張してもらったり、祈祷した御幣をもらえたりします。
 私たちは、伐採前、自分たちで酒・塩などを使い、時には語りかけて、樹木をなぐさめています・・・今のところ、たたられたことはありません。

 参考までに、連日木を切る、ある木こりの話・・・「 木を切る前には敬いの気持ちを忘れず、酒と塩をあげて1本1本言ってきかせる。そうすることで木もあきらめる。言いきかせれば、たたることはない 」
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